「しつこい営業はしません」という言葉で自社に制限を設けすぎないほうがいいかも。

工務店のホームページ、とくにお問い合わせページに、

「しつこい営業は一切いたしません」

と書いている会社はかなり多いと思います。でも、これが正しい追客の足かせになってしまっていることがあります。

こんなお話がありました。
あるお客さまがモデルハウスにいらっしゃった。そこで接客をして、アンケートにこたえていただき、住所・電話番号もいただいた。電話でも話しをして感触が良かったので、顧客リストのランクをアップ。そしてその後は「お客さまが再来店されるのを期待して」オープンハウスの案内などを送っていたそうです。

しばらくしてなんとなくむなさわぎがして電話してみたところ「あの・・・家、もう建ててしまったので」と。既に同じ地区の新居にお住まいでした。「あ、そうでしたか。ガチャ」っと電話を切るわけにもいかない気がして、自社のどこが選んでいただけなかった原因かを聞いてみると、

「お願いした会社はオープンハウスのお誘いを電話してくれた」

という点が原因の一つとして出てきました。

しつこい営業をしないこと=営業をしないこと?

と取り違えて、「電話したら失礼かな」「案内送ってるから大丈夫だろう」と高をくくっていたのがいけなかった、と営業の方が教えてくれました。

中には電話をしたら怒り出す人もいるかもしれません。
でも、家を建てたいという気持ちになっている方が、家づくりの情報を拒むってその時点で冷やかし客の可能性もあります。または、なんとなく現実的でない時にモデルハウスに行ってしまい、その後の電話がうっとうしい。だとしたら、早いうちに相手の胸の内を知ったほうが良いのでは?と思います。

変に遠慮してると他社に取られてしまう。
かといって、「お誘いの電話をくれなかったから」のがしてしまうお客さまもいる。

何ヶ月に一度かは、リストのお客さまに直接電話をしてオープンハウスなどにお誘いすることでリストを精査していくのも大切なことかもしれませんね。