毎日走っている車がもったいないので、看板化してはどう?

ヨーロッパのどこか、自動車ラッピング広告を制作している会社(らしいです。言葉が分からないです)

まずは上記URLを見てみてください。
(著作権関連での安全性のため、写真の流用は避けています)

ヨーロッパの高速道路を走った時、写真のようなルノーのヴァンがビジネス用としてとてもよく走っていました。日本の社用車のような地味な感じではなく、どれも鮮やかなグラフィックスをほどこしてあるラッピング仕様車。

日本でもラッピングの車が増えてきましたし、エナジードリンク系のPRカーは巨大な缶を載せていたりしていますよね。

でも、工務店の車はどうかというと、昔ながらの社名が左右サイドに書かれているだけの状態。もったいないことに、何も書かれていない場合もあります。

「車なんか見て電話してくる人居やしないって。」

そう思います。
車なんか見て、「おお電話しなくては!」なんて人がいるとは思えません。でも、工務店の宣伝広告ってその場その場のインパクトもさることながら、ジリジリと効き続ける広告の大切さも是非強調したいところです。

いつか家を建てるときに、頭の中に御社の名前が出てくるかどうか?

時間をかけて意味の無さそうなことも続けることが大切。
まだ若かりし頃・・・広告制作をする側がこれを言うのは立場上良くないと思ってなかなか言えませんでした。でももう15年以上見たら言えます。予算の許す限り、置いておくだけの看板や車だって重要です。

一般的に看板やチラシは、こんな流れで見られることを想定して作られているように感じます。

チラシが入る > 興味をひかれる > 社名を知る > 行動を起こす

でも、これはほんの一面です。実はこれ以外の流れで御社に出会っている人の方が現実的。良いお客様になる可能性が高いのです。それはこんな流れ。

1. チラシが入る > 興味を惹かれる > 忘れる
2. チラシが入る > 興味を惹かれない
3. 1 or 2に戻るくりかえし

この流れだと社名なんて全然覚えられていませんし、広告効果全然ないじゃん!と感じると思います。でも、この行動を繰り返したお客さまが、ある時偶然御社の看板を見るとします。そこに自分がチラシで興味を惹かれた家が載っている。

あれ?あの家、どこかで見たことある。
あの家ってこの会社が作ってたのか。
毎日見る看板だったけど、全然気づかなかったよ。

既に何度も何度も御社のチラシなどに触れているために、「はっ!」と気づいた時には御社に対しての印象や親近感がとても強くなります。

この例では野立て看板でしたが、ラッピングカーならもっと頻繁にそんな機会を作り出せます。現場の前に駐車してある時、スタッフがコンビニに車を停めている時、ショッピングセンターの駐車場でウロウロしている時。

自動車を使う全ての機会が広告の機会ですし、既にチラシや情報誌の宣伝広告で御社に無意識的に触れているお客さまの「はっ!」という経験のスイッチになるかもしれませんよ!

ラッピングカーはお金がかかりますが、カッティングシートならもう少し安くできます。マグネットシートにインクジェットプリンターで印刷して貼り付けるという会社もありますが、これは剥がれ落ちるなどの問題を聞きますから安全に十分配慮する必要がありそうです。