「定期的にイベントを開催するのはムリ?」費用ゼロで毎週イベントを開催する方法。

工務店ホームページでは、コンテンツやイベント情報の更新がとても大切です。

何も動きのない工務店ホームページはお客さまに不安感を持たれてしまうこともあります。とはいえ、

「ウチは人が少ないから、そうそうイベントなんてやってられない」
「建てている棟数が少ないから、見せる家もないし、構造見学会もできない」

そんな声がよく聞こえてきます。
たしかに、一つイベントを開催しようと思えば、その準備や予算、人員を確保しなければなりません。

それでも、一月に1回では少ないかもしれないけど、できるだけホームページの最新情報を更新したい。

そんな時に使える方法をご紹介します。

まず、批判を覚悟で申し上げますと、

イベントは実際に開催する必要はありません。
開催している雰囲気をホームページで見せていくだけでも効果的です。

「嘘をつけってのか?」

と怒らないでください。m(_ _)m
嘘をつく必要はありません。

保険屋さんに学ぶキャンペーン開催方法

例えば、最近よく見るようになった、保険の見直し屋さんでは四六時中イベントを行っているような雰囲気を上手に出しています。いつお店の前を通っても、何らかのイベントの案内をしています。例えば私のよくいくショッピングセンターのお店では、言葉は少々編集しますが、こんな言葉の手製垂幕が掲げられています。

「現在のお車の保険、今も新車購入時と同じ会社ですか?
 自動車保険料 節約キャンペーン!」

「○○保険の補償内容が重複していませんか?
 重複保険ダイエットキャンペーン実施中!」

どちらも、

いつもやっていること

なんです。キャンペーンの垂幕がなくても、お客さまがカウンターに座って

「自動車保険見直したいんですけど」

と要望してくださればいつでも対応できることばかりです。
それをあえてイベントを開催しているかのように賑わせているわけです。

自分たちのためと同時にお客さまのためにもなる

いつもやっていることを言葉巧みに、さもイベントを開催しているかのように見せかけている。そんな捉え方もできなくありません。

ですが、実際はこのキャンペーン、お客さまにとっても利益があるのです。というのは、保険をよく知らない私たちは

「保険内容が重複しているかも」
「自動車保険を見直したら安くなるかも」

などという意識をあまりもっていません。お店側がイベントを開催することで、生命保険・自動車保険・健康保険など、多種ある保険の分野にごとに

見直しポイントや節約の可能性があること

をイベントとして私たちに伝えてくれているわけです。
ひょっとすると数万円の節約になるかもしれないのに、見過ごしてしまっていることがいかに多いかを教えてくれるのだから、これは私たちにとっても利益があります。

これを参考に、工務店のイベントも同じように考えることができます。
場所を設けて、椅子をセットアップして、講師を呼んで・・・というイベントを行おうとすると、たった一人のお客さまでも申込みがあれば開催する必要があります。

「人数が少ないので中止です」

なんて言えませんから。
そうすると、イベントの費用対効果はとても低くなってしまいます。

でも、お金の話からお引き渡し、アフターサービスまで、各工程で普段からやっていること、いつでも対応できることをわざわざイベントにすれば、毎週だろうが毎日だろうが開催可能です。イベント作成で着目することは、

  • いつでも対応できることをあえてイベント化
  • お客さまに是非伝えたい項目をイベントタイトルにする
  • 予約制にする
  • 随時開催(お客さまが来たら個別対応)

といったことでしょうか。
こうしておけば、来場者数ゼロでも全く損失はありませんし、なにより

毎週開催しても平気です。
ホームページの「イベント案内」も賑わいます!

ただし、イベントタイトルのバリエーションだけは、可能な限り増やすようにしてください。2つ3つのイベント名を使いまわしているだけでは、お客さまに悟られてしまい、不誠実と受け取られてしまう可能性があります。