Facebookを絶対にやっておいたほうが良い工務店、そうでもないかな?という工務店。

LINEやFacebook、Instagram など、新しいネットサービスが流行し始めると、すぐに

「○○マーケティング」

という言葉を言い始めるメディアやコンサルタントが出てきます。
でも、出てきたばかりでそんなに簡単にマーケティングツールとして企業にお金を使わせてしまって良いのでしょうか?

ところであなたは、

「セカンドライフ」http://secondlife.com/

というサービスを覚えているでしょうか?
ご存知じゃない方は「 ここ 」をクリックして見てみてください。

2007~8年頃は新聞やメディアを賑わせていました。
「世界」と呼ぶにふさわしい広大な仮想世界に、自分の分身をつくりそのキャラクターの視点で歩き回る。

知らない人と知り合ったり、チャットをしたり、ダンスをしたり、買い物をしたり、車を運転したり、土地を買ったり、家を建てたり、アルバイトなんかしてる人もいましたね。その世界が、

「これから爆発的に浸透して、それぞれの人が自分自身の人生と、分身の人生を持つようになる」

とまで言った人がいました。
自動車会社は現実にはあり得ない、ジェットコースターのようなテストコースを作り、大手住宅会社はモデルハウスを作り集客を試みました。

いつも冷静な中小零細工務店は、とりあえずなんでも手をだす大手企業のようにこの騒ぎに載せられませんでした。

でも、セカンドライフの使いにくさや分かりにくさがあれほど酷くなければ、

「マーケティングツール革命だ!」

と載りたくなったかもしれません。
使いにくさ、といえばその逆がFacebookでしょう。

ネットが苦手だった中年世代でも気軽に使えるので、今や、

「おじさん・おばさんのSNS」

という位置を確立しました。

このフェイスブック、マーケティングに使えるのでしょうか?

フェイスブックは事実上実名ですし、年齢性別趣味嗜好も分かりますし居住地もわかります。ですからマーケティングツールとしては夢のようなものです。でも、ことネットサービスとなると商売絡みのことに敏感に拒否反応を示すかたが多いのも事実です。宣伝だとわかると無視する技術が身についてしまった方も多い。

そんな中、絶対にフェイスブックをやっておいたほうが良い工務店が、実はあります。

それは、地元で起業したり地元企業の二代目三代目、同級生や知り合い友達も地元で就職したり、同じく二代目三代目だったりする、そんなつながりがある経営者の会社です。

どんなにSNSがキライでも今すぐ始めて、自分の会社が家づくりをしていることをそれとなく、かつ分かりやすく、疎まれない頻度で発信してください。

なぜなら、そうしておかないと、同級生・知り合い・その家族が地元で、しかも御社とは別の会社で家を建ててしまうからです!

友人や息子さんが結婚して家を新築・・・という流れの時、あなたの存在を知らず、後になって、

「なんだ、オマエ会社継いでたの?知ってたらオマエのところで建てた(建てさせた)のに!!!」

と、友人も残念がるというケースが多いのです。
SNSをやっていなかったがために!

SNSから新規の見込み客が偶然飛び込んでくる、なんてことはあまり考えられません。それより、実は身近なところの見込み客、口コミも何も必要とせず御社を心から信頼している方が家を建てる時期を迎えているかもしれないのです。

どうでしょうか?
あなたはSNSが必要でしょうか、不要でしょうか?

もし不要なタイプでしたら、「とりあえず登録」はやめておきましょう。
SNSは面倒も多いのも事実です。