どんなに格好いい家の写真を見ていても、
「あああ、残念・・・」
と思う時があります。
“時がある”というより、かなりの頻度でそう感じることがあります。何にそう感じるかといいますと、
エアコン(その他、文明の利器)
です。その他にもナチュラル系の家でも、既にTVやTVゲームなどが設置されていたり、以前のお住いで使われていた古い通販系の家具が“とりあえず”搬入されていたりすると、がっかりしますね。
ですが、これは撮影という仕事をする者の身勝手
家はお客様のもの。
写真撮影を優先するわけにはいきませんから、スケジュール通りに電気工事が入るのは本当に当然のこと。工事を2日に分けるなんてことは余計な費用がかさんでしまうので、叶わぬ願いです。
それは重々承知なのです。
ただ、写真を撮る立場からすると、
写真撮影が済んだらエアコンを取り付けていただけないでしょうか?
とお願いしたくなります。
ではホームページを見ている施主様にとってはどうなのでしょう。
ある施主様は、外のスチール物置のデザインが家と似合わない、とはいえオリジナル物置をつくるわけにも行かない、という葛藤のなか、物置の前に仕切り壁を設置して隠していました。後日お話しを聞いたとき、
「どうしても現代臭さを消したかった」
とおっしゃっていました。
屋外ならエアコン室外機やプラスチックの雨樋、インターフォン、屋外照明などがデザインに影響しますし、室内ならエアコン、白物家電、その他プラスチック製品を隠したいと考える方は多いです。
ということは、家を選ぶ時にも写真に写ったエアコンに興ざめしてしまう方が少なからずいらっしゃるということです。
より、良い家を良く見せるためにも、エアコン設置や電気工事のスケジュールに見直しの余地がないか検討してみてください。
今のところ、これを100%実行している会社は非常に少ないので、しばらくは写真で差をつけられるかもしれません。