ホームページ制作会社が「バンバン受注ができるHP」を約束できる理由が分からない。

ホームページ制作会社のホームページを見ていると、

「御社の売上をアップします!」
「バンバン受注ができるホームページを作りませんか?」

という力強い言葉が書かれています。
当社としては、正直なところ

「そんなこと言って大丈夫なの?」

と思います。

皆さんは「そんな情けないこという会社に発注できない」と思われるでしょうか?

通常ホームページ制作会社は、あるときはアクセサリー制作社のページを制作し、別の時にはホームヘルパー派遣会社、近所の塾のホームページ、中古車販売店のページを作ったかと思えば、今度は工務店のホームページを作るということが普通です。

そんなにすべての業界で、あっという間に、しかも納品されたままの状態で、

「バンバン受注ができるホームページ」

を作ることができるのでしょうか?
早くて制作依頼を受けてから1か月半くらいで納品するわけですから、業界の調査はどうでしょう・・・1週間くらいですか。

たったの一週間、既にホームページを開設している同業者のページを見て、全体的な傾向を把握して、先行他社を追い越して「バンバン受注」してしまうとしたら驚異的な商売能力としか言いようがありません。そのホームページ制作会社自身が別の商売をやっても大成功間違い無しです。

当社では工務店ホームページをメインに制作してきましたが、それでも

第一段階として、御社の写真素材・施工事例を活かしてデザイン的に良いホームページを制作して、スタートさせること。

第二段階として、コンテンツ上でのお客さまの動向を見てコンテンツを修正して、滞在時間や問い合わせを増やすための対策をたてること。

同時に同地域の同業者の最新動向も調べ、そのエリア独特の傾向がないかを調べるなど、作ってからがスタート(期せずして家づくりと同じですね!)なのだと思います。

今や、SEO対策などという言葉は死語ですから、スタートしたら情報が勝負です。

トップページ
施工例数十ページ
会社概要
会社の家づくりの方針

そして、時々のイベント情報

この情報量で検索エンジンのトップに躍り出るのは難しい。
フリーペーパーなどの複数メディアでの広告からの動員がなければなおさらです。
ホームページ制作会社の持つ、ページ内でのお客さまの動向解析の技術と、世間の動向を観察して新しい切り口を企画する能力と、工務店側からの情報提供(こんなことを載せたいという希望)と協力が噛み合って、初めて

受注できる工務店のホームページ

が完成します。

当社の作るホームページは、

1.制作+定期更新・修正・調整・コンテンツ制作まで行う
2.制作+随時修正・調整を行う(コンテンツは工務店自社更新)
3.制作のみ

この3種類です。

(1)は、コンテンツ・デザインを細かく作り込み、管理も工務店とチームアップして制作します。しっかり作りたい、更新・修正・調整もご依頼いただきます。

(2)は、知識のある担当者がいて、コンテンツ制作は自社で行える、という場合。

(3)は、色々なパターンがあります。
例えば、メインのホームページが既にあるが、今までとは異なるスタイルの住宅を新商品として作っていきたいので分離されたホームページをできるだけ予算をかけないで作りたい。

そして、大きな予算は割けないし更新も依頼することは出来ないが、スマホのない時代に作って放置してあるだけのページがかっこ悪すぎるので、なんとかしたいという場合。

以上のように、目的をはっきりと区別して考えています。
どの制作方法をとっても、

工務店とホームページ制作会社のチームアップ

が問い合わせ増やアクセスアップ、受注アップの最重要要素だと考えています。

ホームページ制作会社の「バンバン受注できるホームページ」というのは、おそらく別の言い方をすれば、

デザインがきれいで、お客さま受けの良さそうなホームページを作ります。

という意味なのではないかと。
それなら当社でも出来ますが「格好いいホームページを作ります。その後、アクセスアップは二人三脚で行っていきましょう!」としか言えません、やはり。