経営者自身が会議で”世界一無意味なスイッチ”の役を演じてないか?

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「役に立たない箱」は、スイッチを入れると箱が開き、その中から指のような金具が出てきてスイッチをオフにしてしまう、ネットでは笑いを誘う機械としてよく知られています。

時に経営者がこの「役に立たない箱」の中から出てくる指になっている事があります。

「失礼な!」

と思われた方、次のような事をしていないか自己チェックをしてみてください。

普段、経営者なら会議の時などに「アイデアを出せ!」と言うはずです。社員から新しい意見が出てきた時・・・

ケース1
社員 「こんなことがあったので、こういうサービスを用意してはどうでしょうか?」
経営者 「いや、それは違うと思うぞ」
社員 「・・・」

ケース2
社員 「こんなことをしてみたいです」
経営者 「いくらかかると思ってるんだ?」
社員 「・・・」

ケース3
社員 「自分はこんなふうに考えていたけど、これからは・・・」
経営者 「そうそう、それ前から言おうと思ってたんだけど(延々続く)」
社員 「・・・」

社員がスイッチを入れた瞬間に、考える猶予も与えずスイッチオフ!

プロ野球選手でも3割打てれば優秀なんですが?

アイデアというのはバカなアイデアを出しているうちにアタマが柔らかくなって、ヒットが出てきます。

プロ野球選手でも3割打てばいいのに、先ほどのケースのような経営者は打率10割を要求しているわけです。

無理です!

だったら、ご自分が対案・代案を出してみたら良いと思います。
それはオレの仕事じゃない、というのであれば、社員同士で何も否定しないブレインストーミングをするよう奨励すると良いです。

そこで出てきたアイデアは、きっと今までとは一味ちがったものになるはずです。