九州方面の工務店になぜか多かった“アレ”を使ったホームページの問題。

まず、“比較的”という前置きをさせていただいて。
九州方面の工務店のホームページにはなぜか

Adobe Flash (アドビフラッシュ)

を使ったものがまだまだ沢山残っているようです。アドビフラッシュをご存知無い方は、上のリンクからご覧ください。

フラッシュとは、あのフォトショップで有名なアドビの商品で、ホームページ上で画像を動かしたり音を出したり、アニメーションを動かしたりできる仕組みです。

このフラッシュ、ネット上では普通に再生されないことが多くなっています。まず、スマホでは再生されませんし、Apple では故スティーブ・ジョブス氏が存命の頃から携帯機器でのフラッシュ対応をやめています。特殊なアプリをインストールすれば見られますが、そうまでして見る必要がなくなっています。

フラッシュを使ったホームページは、2000年頃には双方向性が魅力的で、爆発的に普及しました。ボタンをクリックする時に未来的な音を鳴らしたり、画面のフェードイン・フェードアウトができたり、ダイナミックな動きのタイポグラフィ(文字を動かしたデザイン)ができたので、世界中のデザイナーがこぞって腕を競いました。当社もそのうちの一つでしたが。

さて、このフラッシュが九州方面で比較的多く使われている(2017年3月現在)お話です。

当該のホームページを表示すると、ページの一部に下のようなジグソーパズルのようなアイコンが出てきて、



「プラグインが見つかりません」
「クリックして Adobe Flash Player を有効にします」(クリック“すれば”見られる)

といったメッセージが表示されます。既に、新しいブラウザから非対応化が進んでいますから、パソコンを新調した時などに

「あれ?うちのホームページが変だぞ???」

ということになります。
何年もこの状態という会社もあるはずです。

もしメニューそのものがフラッシュで制作してあったら、アクセスしたお客さまは何のボタンもクリックできない(表示もされない)ので、呆れて別のページへ移動してしまいます。間違いなく。

トップの画像がフラッシュだという場合も、そこだけ情報が穴あきになってしまうので、すくなくとも何かを表示させるためには、ホームページ制作会社に依頼してフラッシュを取り除いてもらう必要があります。できるだけ早く新しい方式に対応させましょう。

この改良・編集・変更は、元々の制作会社に依頼する必要はありません。
当社でも対応可能な場合も多いです。

制作会社によってはホームページそのものが御社の所有になっていないことがあり、コンテンツを自由に編集できない困った条件の契約をされている可能性があります。その場合は元々の制作会社に依頼するしかありません。とはいえ、このような契約の束縛がある工務店は、あまりホームページが活用できていない場合もあると思います。その場合は、思い切って新しいドメインを取得して心機一転、契約条件が御社に有利な会社と新しいホームページを作ってやり直したほうが良いと思います。

当社でも最低限の情報(サーバーへのアクセス情報)がいただければ対応できますし、心機一転のお手伝いをすることも可能です。

とにかく!

もし、ホームページを活用する意志がおありなら、フラッシュを使ったホームページは一日も早く改良してください。