工務店のホームページを見にきたお客様が安心する雰囲気を作る方法をご紹介。

ホームページ制作会社(含む当社)が工務店ホームページを作る場合、一番にお願いしたい内容が

写真

です。
もちろん、その他にも御社にいらっしゃるお客様の傾向を把握するための情報など、いただきたい情報は山ほどありますが、ネットで一見さんのお客様が最初に見るのが写真です。

写真をお願いすると必ず出てくるのは、

  • 施工写真
  • 社屋の写真
  • スタッフの集合写真

です。
これらは全て欲しい情報ではありますが、もう一つ付け加えていただきたいものがあるんです。

イベントの様子や、現場、職人さん、スタッフの皆さんを写したもの

日常やイベント撮影の度にプロのカメラマンを呼べば、質もバリエーションも豊富になります。でも、プロのカメラマンや当社のような動画撮影会社を毎回呼ぶのは難しいはずです。

でも、心配はいりません。

今のデジカメはとても性能が良いのです。
世のお母さんが運動会で撮影する小型の一眼レフは、プロのフルサイズ一眼レフには負けますが、それでも印刷物に使えるレベルの写真が簡単に撮れてしまいます。当社では隠し撮りに便利なコンパクトデジカメを使用することだってありますが、印刷されたものを見たプロカメラマンでも気づきません。

ここは是非、会社でズームレンズが一本ついた安い一眼レフを購入して、日頃からスタッフの誰か手の空いている方が撮影するようにしてください。

人の気配がある、お客様とのつながりが見えるホームページ

入り口が暗くて中が見えないお店に、初めてのお客様は入ってきてくださいません。
オシャレで高級そうな家の写真がたくさん並んでいて、人の気配がなかったら、これはもう超高級ブティックです。
雰囲気だけで怖気づいてしまうお客様もたくさんいらっしゃいます。

かっこいい写真ももちろん必要です。
施工例では思いっきり見せてしまってください。
でも、ページの所々に人の気配や、「お客様の声」を通して竣工後のお客様とのつながりをちゃんと続けている事がわかる写真を、出来る限りいっぱい使ってください。

そこには言葉は不要です。
一行に満たない説明書きでも十分。
インタビュー記事があれば最強ですが、とにかく人の顔を出してほしいのです。
写真というものは撮れば撮るほどうまくなります。
何を撮りたいのか、を意識して撮影し続けてください。

こちらを読んで勉強していただければ、ホームページに使うには十分以上の写真が撮れます。

絶対に守ってほしい写真の使用上の注意!

ただし、その際気をつけることは、

顔が判別できる全ての人に許可を取ってください。
(理想的には書面。その場にいたすべての人ですが、現実的ではありません)

特にお子様は、絶対に許可なくホームページに掲載してはいけません。遠巻きに撮影している写真でも、顔が判別できてしまうような写真なら避けるべきです。先日ある会社のインスタグラムを見ていたら、ウェルカムボードの写真が見切れていて、

「本日のお客様」

として、あるご一家の全員のフルネームを見せてしまっていました!

これは絶対にいけません。

ましてや、このご一家は「新規のお客様」で、まだ契約に至っていないわけですから赤の他人の段階です。これは大きなクレームになります。

これまでは、写真や動画業界にでもいなければ、写真の使用許可というものは無関係。「ちょっとだから使っちゃえ!」ということもありました。でも、インターネットが普及した今は、絶対にダメです。大きな問題になる前に、許可を取ることを社内で徹底してください。

スマートフォンでもいいですか?

これも最近よく質問されることです。

スマートフォンのカメラでも全く問題ありません。
ただ、スマートフォンの弱点はカメラの性能面ではなく、そのデータの扱い方です。
ここにだけは慣れておいていただきたいのです。(受注アップに非常に効きますので、ここは皆さん頑張りどころです!(^_^))

常に手元にあるスマートフォンに良いカメラが付いているのに、データのやり取りが面倒くさくて業務をスローダウンさせてしまうことが多いのです。

パソコンが苦手な人に一番簡単なデータ移動の方法は、USBなどでパソコンに直接つなぐことです。
外付けHDDみたいに簡単にPC側が見つけてくれるので非常に楽です。
それに、多くのスマートフォンはmicroSDカードなどを搭載可能ですから、手当たり次第沢山撮ってUSBでつないでパソコンに簡単に移動できます。容量がやや少ないiPhoneでも同様にUSB経由でパソコンにダウンロードできます。

が、一部機種では接続モードによって、このデータ移動が遅い事があります。
すると、microSDカードを取り出してアダプターを介してパソコンにデータ移動、ということになりますが、このカードが取り出しにくい場合があります。

いちいち裏を開け、電池をはずし・・・というモデルもあります。多くの方はスマートフォンカバーをかけているので、それも外さなければならない。

そんな時に限って、スマホを落としたりしてガラスが割れる。(^_^;)

もちろん、クラウドサービスなどの使い方を知っていれば、パソコンから開くことができるようになりますが、なかなか敷居が高いです。是非、USBなどの実際にコードでパソコンに接続する方法を覚えてください。

もしUSBで繋いでスマートフォンが見つからない場合は、必要なドライバ(識別用のソフト)がないかチェックしてください。それでもダメな時は、意外にもUSBコードが故障ということも多いです。100円ショップのコードだと、データ移動ができない場合もありますから、注意してください。