工務店の競争は傍から見ているだけでは「ここが一番激しい県です」とは言い切れません。
一見のんびりしていても、地元の結束が強く、その中で近所付き合いを壊さないギリギリの攻防戦をされているエリアには、そのエリアなりの激しい戦いがあります。
ただ、そういったエリアでは、ネットより実際のお付き合いが大切なので、ホームページなどは「とりあえず」という感覚に見えます。
ただ、インターネット上に限定してお話しすれば、激戦区と呼べるエリアはあります。
いつも当社のリサーチで
「ここは激しいなぁ!」
と感じるエリアの一つは、
新潟県です。
工務店(新築に限定した場合)の数も比較的多く、その中でお客様にアピールしなければならないので、非常に高いレベルの競争をされています。
まず、新潟県の工務店のホームページは更新率が非常に高いです。
更新が全くされていないホームページを探すのが大変なほど。
社長ブログや社員ブログでも
一回目さえ始まらず、ゼロ放置
なんて会社は、ほとんどありません。
未記入日ががら空きにならない程度にアップデートされています。
ホームページのデザインは?
デザインは情報豊富なスタイルが多いようです。
家づくりについてのコンテンツを揃え、講習会へのお誘いやイベント報告など、活気があって楽しいです。家づくりの情報を優しく教えてくれそう、という姿勢を見せることが非常に大切なのでしょう。
雰囲気の傾向としては、今主流のほんわか系が多いです。
これは全国的に同じです。
おおきな写真を使い、下へずっとスクロールしていくタイプ。
空白を活かしたシンプルな造りです。
ただ、先程申し上げたように情報豊富にすることで、会社の特色を積極的に伝えていこうという意図があるため、2コラムで右にメニューバー、左にシリーズ化されたコンテンツやコーナーへの移動を促すバナーが設置されているパターンも多いです。
10年近く前のとても古いスタイルのホームページもあります。
正直、HTML最後の時代のデザインです。
ですが、それをどうこう言うつもりは全くありません。
なぜなら、古いホームページでもきちんと数か月以内の更新がなされています。お客様の側から見れば、古いホームページでもきちんと更新されていれば、
堅実な会社
に見えます。
正直、デザインがどれだけよくても更新が全くされていかないホームページより、古くても更新されているホームページの方がいい。
新潟県のイメージ
昔は新潟県の建設業というと、昭和のイメージから土木建築会社が多いと思っていましたが(先入観ですみません)、真逆です。実際の新潟県は、
- オシャレ
- 親切そう
- 丁寧
- 顧客とのかかわりが密
- 更新が頻繁
など、先に行っている感じがあります。
他県で起きている傾向は、かならず自県にもやってきます。
競争が激しそうでそうでもない、という県や、まだのんびりしている県は
大きなチャンスです。
今すぐに対策を取っていくことで、
いざ!
というときに戦う準備が整っている、という状況が作れます。ひょっとして、御社では、
「いつもネットでは出遅れているような気がする・・・」
と感じていませんか?
周りの会社がまだやっていないからと、新しいことを始める前に様子見ばかりしていませんか?
エリアごとの競争を俯瞰して見てみると、次の一手が見えてきます。
今日紹介した競争の激しい新潟県を見ていても、これだけどこの会社も親切丁寧オシャレ・・・になってくると、各社の差異が見えてきにくくな始めているように感じます。
やはり、常にリサーチ・勉強・改善ですね!