一般的に、ホームページの話題でキーワードと呼ばれているものは、META情報といってお客さまがブラウザで見る時には表示されない“裏方情報”のことです。
2017年2月現在、以前ホームページの裏に仕込んでいた「キーワード」は意味をなさなくなっている・・・と言われています。Google の開発者ブログなどでは、「意味がない」と言われているが、相手はあのGoogleのことです。制作する側も半信半疑で「意味はないらしいが、害も無いなら、とりあえずやっておく」というイメージでキーワードを入れています。
でも、“裏方情報”としてのキーワードの価値は下がったとはいえ、自社の特色を表すキーワード探しはこれまで以上に重要となっています。
御社が“出会いたいお客さま”は、何を調べているのか?
裏方のキーワードの有用性がなくなったことは、HP制作の知識がないままWordpressなどを使ったサイト運営をしている会社には嬉しいこと。なにしろあの、HPの裏にあるごちゃごちゃしたコードを見る必要なくなったわけですから。ようやく情報発信に集中出来る時代が来たのです。
さて、その情報発信。
今も昔も企業も個人も関係なく、情報発信者がネットですべきことはただ一つ。
「お客さまが欲しがっている情報に、自社なりの答えを用意しておくこと」です。
20年前から変わっていません。
インターネットは何のためにあるのか?
答えを探すためです。
あなたのお客さまはどんな疑問を持ち、どんな答えを期待してネットを検索するのでしょうか?
なかなかコレをやってくれない、一番簡単なキーワードの見つけ方
実はコレ、色々な会社でお願いするのですが、なかなか実践してくれません。面倒くさいのか、忘れてしまうのか、その原因は定かではありません。その方法とは、
お客さまに直接聞くことです。
自社のキーワードを探すというとなぜか会議を開いたり、コンサルタントを呼んで、
「当社のターゲットは、どんな人達だ?」
「何歳くらいで、どんな仕事で、どんな・・・・」
こんなことをリストアップしながら、ウンウンうなりながらそれらしい言葉をひねり出そうとします。
こんな大げさで面倒くさいことは無意味ですよね。
お客さまの声は、現場にあります。
お客さまは毎日いらっしゃっています。
その方たちが紛れもなく御社のターゲット顧客です。
それなら、そのお客さまがどのようにして御社にたどり着いたのか、親しくなった頃に聞いてみてください。
「家建てるときって、どんなキーワードで検索されてました?」
「家づくりを始めた時、一番困ったことってなんでしたか?」
「家づくりの本とか買って読んだことはありましたか?」
親しくなった後なら、こんなストレートな質問も何の抵抗もなくできますよね?
その時、お客さまの口からでてきた答えが御社のキーワードです。
簡単ですよね???
お客さまから、当時困っていたことを教えてもらってください。
お客さまの答えの中からもキーワードがポロポロでてきます。
お客さまが当時買って読んだという本を自分でも読んでみれば、その中にもキーワードがわんさか。
そうしてお客さまが欲しいと思っている、探している答えが御社にとっての一番重要なキーワードです。
キーワードが分かったら、先回りでホームページ上に情報を用意しておくことが最強のSEO対策になります。
実際、この方法でサイト運営をしてくださっている会社では、いわゆるビッグキーワードと言われるキーワードでもトップに表示されるようになっています。
是非、今日から始めてみてください。