お客さまが避けて通れない問題にスパッと切り込む姿で人を呼ぶ。

家づくりの問題で避けて通れない事。

人間関係です。

親子、義父母、夫婦関係など。夫婦関係に問題があったら家づくりしようと思わない・・・というわけでもありません。

「この夫婦、あまり仲良くなさそうだな」

というカップルは見ていて分かります。なんとなくどちらかがどちらかに遠慮してたり、迎合したりする様子があります。ここがポイント1。

親子関係の問題は思春期のお子様がいる家庭では少なくありません。家づくりの打ち合わせになかなか子供が出てこないとか、所在なさそうにスマートフォンを触っていたり、何か聞くと鬱陶しそうに答える。家づくりにワクワクしていると、ここまで分かりやすいケースばかりではありませんが、これも見ていてわかります。これがポイント2。

この中では、義父母との関係がかなり厄介な問題です。
二世帯住宅の相談や親の土地、夫婦どちらかの実家の敷地内に別棟を建てるなどのパターンがありますが、奥さまかご主人どちらの両親かによって、ストレスを重く感じている人が変わってきます。これ、ポイント3です。

ひょっとすると、義父母のどちらかがストレスを感じる側である可能性もあり、4人の相互関係をしっかり見なければ、建った家で誰かが心で泣くことになります。これはポイント4ですね。

家庭って、ざっと見ただけでこれだけのポイントが出てきてしまいます。これら問題が存在していないかのような、

家さえできればみんな幸せ

という態度ではなく「人間関係の問題?どこにでも当然のようにありますよ。でも、当社はそこに家づくりの意味を感じています」とどっしりと構える。すると私たち営業ツールのデザイン側からすると、ここでいろんな面白い資料を作るアイデアがムクムク湧いてきます。

これまで営業マンが見てきた経験を活かした資料

解決してきた人間関係を文章に起こし、それを手描きの間取り図などで表す(ヘタで結構)。まんがや小説のようにする必要はありません。というのは、工務店が提案できるのはカウンセリングではなく、家づくりですから。あまり心理的な描写に立ち入る必要はありません。

「間取り図1は、こんな問題が起きそうだなと思った。
だから、間取り図2を提案しようと決めました。」
「リビング階段が欲しいとご主人の要望でしたが、娘さんの反応が微妙。なので、こんな解決方法を提案しました」
「奥さまが家族と高校生になるお子様に遠慮して、自分の希望を笑顔で隠してる様子だったので『お子様が独立した後』を考慮した間取りを提案したのが、こんなカンジ」

といった、エピソードを集めます。
文章に凝らず、淡々と書く方が好感度がアップします。

問題にスパッと切り込んだタイトルの資料

「二世帯住宅の心配解決法 20」
「二世帯住宅なのに、昼間っからゴロゴロできるプラン集」
「思春期との付き合いも楽な家づくり集」
「ときには必要!“逃げ場”のある家づくり」

など、なんとなく目を背けたくなるような問題に、あっけらかんと突っ込んで来る資料は、仮にリビングのテーブルに置きっぱなしにしてあっても気まずくありません。

この資料もやはり営業担当社や設計担当者の手描きメモ程度の間取り図を使うと良いと思います。しっかりした図面を使うというスタイルを最初に作ってしまうと、最も困るのは製作時間と費用です。なので、最初からカジュアルな資料作りを

これこそ当社っぽい

という旗印にしてしまってください。
その後の制作が楽ですし、安く早く作ることができます。