ごくごく少数ですが、自社URLを持っていない工務店のHPはどうなっているのか。

今回は、もし無料レンタルサーバーなどでホームページを運営されている工務店の関係者がこちらをご覧になっていたら要注意です。そうでない“はず”の工務店関係者も、もしかすると無関係ではない恐れがありますので、すくなくとも後半だけでもお読みください。

ネットでの発信の全部、または一部を無料サーバーに頼っている場合は、是非とも独自ドメイン取得での運用をご一考ください(是非とも自社で権利を持てる契約可能な制作会社を選択してください。詳しくお知りになりたい時、よく意味がわからないという場合は、是非当社までお問い合わせください)

まず、詳しくない方のために、

URL

とは、インターネットのアドレスのことです。何の略語かは特に覚えていただく必要はないので省略しますが、別名(ほぼ同意で使われています)

ドメイン

と呼ばれることもありますね。以前は、wwwをつけた

「www.cobat.com」

と言う綴りが一般的でしたが、今はwwwを付けないほうが多くなりました。昔はどちらでも良かったのですが、今はSEO的にもどちらかに指定せよ、ということになっています。すこしでも短くしたいので、当社では付けないようにしています。

その中でも、ある会社独自のURL・ドメインのことを、

独自ドメイン

といいます。当社の調べでは、現在日本の工務店で独自ドメインを持っていらっしゃらない会社は、

約6%

です。工務店でもリフォームや総合建築の中で、新築個人住宅を請けていない会社はのぞいています。また、古いホームページが放置されているだけの可能性もありますので、きちんと現在の状況、新URLでの運営の有無を調べた上で算出した値です。

この6%の工務店のホームページはデザイン的にはかなり古いものであることが多いです。さらに、この6%のうち半数以下は現在も更新されているようです。中には独自ドメインで営業されている工務店より更新頻度が多い会社もあり、「こんなに精力的なのにもったいないな」と思うことがあります。

どんな方法で公開されているのか?

さて、これら独自ドメインをお持ちでない工務店のホームページは、概ね次のようなサーバーで公開されています。

・大手メーカー(LIXILなど)の “代理店紹介ページ”
・建築関連ポータルの “加盟店紹介ページ”
・地域の「IT屋さん」のレンタルサーバー
・インターネットサービスプロバイダのオマケサーバー

そして、もっとも悪い例が、20年ほど前に流行しました、

・無料レンタルサーバー(広告付き)

です。
広告を掲出する代わりにサーバーを無料で提供するという、あのサービスがまだ残っているんですね。ただし、

「一定期間(例】3か月)更新されていれば広告は表示しません」

という約束があり、おそらく使用当時は「3か月も更新しないなんてこと、ないだろう!」と考えたのでしょう。ところが、毎日の忙しい業務の中で3か月ホームページ無更新なんて結構カンタンに経過します。すると、こんな表示がされるようになります。

企業のホームページで、「一定期間更新がないため広告を表示しています」というお知らせが出てきたらお客さまは不安になります。仮に、どんなにデザインが良くても、

「この会社、もう営業されていないのか、いい加減な会社なんだろうな」

と思ってしまうはずです。
ネット活用を諦めてしまったのかもしれませんし、業務体制が個人住宅は個人住宅でも大手の下請けメインの工務店かもしれませんから、理由はそれぞれだと思います。

ところで・・・・御社は大丈夫ですか?

さて、ここからひょっとすると御社に関係してくることがあるかもしれません。
御社のホームページは独自ドメインをお使いでも、ブログはどうですか?

「え?ホームページ内で運営されてるはずだけど・・・」

是非一度調べてみてください。
ひょっとすると、無料ブログサービスを利用しデザインのみ自社サイト内で運営されているように作っていませんか?

もしブログをあまり更新してないな、と思うようでしたら一度自社ブログを確認してみてください。こんな表示があるかもしれません。

独自ドメインでの運用でなければ、広告が出ていて「一定期間更新がないため~」の表示がされているかもしれませんよ!

余談ですが、無料サービス利用のブログ運営はあまりおすすめできません。当社ではこれまで一度もおすすめしたことはありません。その理由は、コンテンツが自社の資産になっていかないからです。書いたものは全てブログサービスのもの、SEO効果もあまり期待できるものではありません。

インターネットの活用は、自社の独自ドメイン(またはサテライトサイトやサブサイト的なホームページ)からの発信に切り替えて、全てのコンテンツを自社のために働かせましょう!