御社のブログは更新されていますか?
最後の更新が数ヶ月前、いや3年前だなんてことはありませんか?
工務店ブログのモニター調査をしていると、面白い傾向があることに気がつきます。
ホームページに「最新情報欄」がなく更新されているかどうか分からないタイプ。試しにブログを見てみると、以外にも数日置きにきちんと更新されている工務店。
ホームページのデザインが新しいイメージで、トップページの最新情報欄には 「ホームページをリニューアルいたしました」と半年前の日付で書かれている。ちなみに、リニューアルのお知らせ以降なんの動きもありません。
試しにブログを見てみると、ホームページのリニューアルと同時期に制作業者が入力したと思われる「テストです」と書かれているだけで、一度も使われた形跡がない工務店。
更新のされ方にも、月一でもちゃんと続いている事がわかる工務店があったり、3年前を最後になぜか放置されてしまったブログなどなどあります。
ブログでポンポン集客ができるなんてことはありませんが、御社が元気に営業されている雰囲気を伝えるための場所、新規のお客様にとっては安心材料となる重要な場所です。ブログを始めてしまった以上、更新が滞ってしまえば安心とは真逆の効果を持つ場であることをよく理解していただきたいと思います。
ブログを続ける場合(おすすめします)
ホームページの更新が比較的少ない、または更新を必要としない放置型のホームページを運営されている場合の選択肢は、
- ブログを続ける
- ブログをやめて、ホームページ側の更新情報をアップデートしていく
- ブログをやめて、ホームページをリニューアル(または部分リニューアル)して、更新が自動的にトップページに反映される仕組みにする
などがあります。
ブログを再開するとなると、あの数年のブランクをどう埋めれば良いのでしょうか?
まず、この数年間に「何だこの工務店。生きてんのか?」と取りこぼしてきたお客様のことは忘れてください。家を建てるお客様は常に刷新されていきます。
お客様が「家が欲しい」と探し始めた時が、御社にはじめて出会う時
そんな方の方が多いのです。
ホームページが更新されていなかった期間も御社は家を作り続けていたわけで、ネット以外の方法でお客様と出会って、実績を積み重ねていらっしゃったはずです。
ブログやネット対策を急に再開したからといって、
「あれ、この会社。急に活発になってきたぞ?大丈夫か?」
なんて思う方はいません。御社の放置していたブログを見て不信感を持ってしまったお客様は、とっくに家を建ててしまい、家を建てた工務店のことさえ忘れて、新しい生活を楽しんでいるはずです。
正しいブログの再開の仕方は、
下手に謝ったりせず、突然何事もなかったかのように再開する
コレに限ります。
なぜなら、はじめて御社のホームページに出会った時、この会社ってどんな工務店なんだろうとブログを見てみたら、最新記事が
「ブログ、さぼってました。すみません」
という言葉だった場合か、
「○様邸の現場チェックに行ってきました」
という言葉だった場合。どちらが印象が良いと思いますか?
もし昨日までの2年間、一度もブログが更新されていなかったとしても、今、御社に何かを感じて、御社が生きてる証拠を探してブログにアクセスした新しいお客様にとっては、
今の御社
が最も重要です。
悪びれず再開しても何ら問題はありません。
市川海老蔵さんがブログを毎月700回更新したというニュースが出た時、
「仕事してるのか?」
なんて声が出ました。毎日忙しい工務店のブログが2年間更新できなかったなんて・・・まあ、ありえないことではないと思います。なにより、お客様にとっては、再開している事実が大切です。
再開するのであれば、今日から今すぐ!
何事もなかったかのように再開してください。
誰にしているかわからない謝罪は一切不要です。
再開当初は週一くらいで、少ししたら月一ペースにしてしまっても大丈夫です。
いっそのこと止めてしまうなら
ブログが無料のレンタルブログだったとしたら、放置してしまってください。ただ、最後に一度だけ記事を書いてください。そこに、
「今後、当社の最新情報はこちら(御社ホームページへのリンク)でお知らせいたします。当社ホームページをぜひご覧ください」
と、どこへ行けば御社の現在の一番新鮮な姿が分かるのかを伝えてください。
そうすれば、何らかの事情でブログを止めたんだと分かりますし、これまでの記事も放置した分だけ、“もしかすると”新しい出会いのキッカケになる可能性もあります(可能性は低いです)。
ただの放置、打ち捨てられたボロボロの空き家のようなブログにだけはしないでください。とても印象が悪いです。
もし、御社ブログが御社サーバーで動いている、URLをホームページと同じドメインにしているのであれば、ちょっと話はややこしくなります。
- まず、ホームページからのリンクを外す。
更新していないブログへのリンクは全て外してたどり着けないようにしてください。せっかくアクセスしたのに、止まってたなんてことにならないように。 - 記事数が少なければ、ブログごと削除してしまう。
記事数がすくないのであれば、SEO的に大きな影響はないので削除してしまっても良いと思います。「ものごとを継続することができない」と思われそうな記事数かどうか、が判断基準です。数日しか続かなかったのなら削除です。 - 記事数が多い場合は、SEOに影響があるかもしれませんから、注意が必要です。
更新していないとはいえ、せっかく作ったページまでも消してしまうのはもったいないです。
なので、ブログのテーマ(テンプレートやデザインのベースを記したプログラム)を改造して、ブログの各エントリーのタイトルが始まる前の位置などに、先ほども無料ブログ放置前に書いたような、
「今後、当社の最新情報はこちら(御社ホームページへのリンク)でお知らせいたします。当社ホームページをぜひご覧ください」
という言葉を入れてください。テーマに手を加えれば、たとえ1000記事あったとしても、全ての記事が自動的に上の言葉を記載した状態で表示されます。
続けるにしても、止めるにしても
今後は、ホームページの更新をしっかりとしていくように心がけてください。
ネット活用は遅れれば遅れるほど不利になってしまいますので、これが最後のチャンス!という気持ちでお願いいたします。