「クラッシャー上司・経営者」は、見た目の成果以上に会社の“費用対効果”を悪くする。

 | 

クラッシャー上司 という名称が最近話題になっているようです。

Wikipediaの情報によると「元・東京慈恵会医科大学精神科教授の牛島定信と筑波大学社会医学系教授の松崎一葉が命名した」言葉です。

居酒屋、ネット、街角、いろいろな場所で「上司」の悪口を聞くことは多いですが、この話し手がただの甘えん坊のズボラな人物でなく、いたって真面目な人だという大前提が必要ですが、

その上司は企業にとって大変、費用対効果の悪い存在である

としか言いようがありません。

面倒なのは、この人の“おかげ”で何らかの成果が出ているということです。人を追い込んで、“仕事”を自分の思った通りの結果に終わらせ、それで企業に利益をもたらしたとすれば、一般的にはこの「上司」はやり手として評価されることでしょう。

ところが、このタイプの上司に追い込まれ辞めていく社員も同時に続出していたとしたら?

企業にとって社員とは、多大な費用をかけて育てた大切な資産のはずです。

あえてこんな例え話をしますが、どんな会社でも、銀行から借金をして購入した工作機械を大切にして、壊れたらいの一番に直しませんか?

ところが、社員が辞めてしまったら、

「あ~あ、やめちゃった。今時の若いのは」
「あんなぺーぺーの代わりなんていくらでもいるから」

と、消耗品がおもったより早く寿命が来たね~とい感覚で話されることさえあります。

「また新しいの探さなきゃ」

工作機械よりずっと価値がある存在なのに。
会社に人が居着かないと悩むなら、自社にクラッシャー上司がいないか、そもそもクラッシャー企業になっていないか見直してみる必要があります。

人を育てることはとても難しいですし、甘やかしてばかりで何でも許されたら緊張感のない会社になってしまいます。このあたりのバランスは難しいところですが、

せっかく大金をかけて育てた人材です。

社員が辞めて消えていくのを嘆いているだけでは、御社が途中まで育てた人材は他社がごっそり引き受けて成果を上げていくかもしれません。

社員が居着かないという悩みがある会社では、まず「大金をかけて育てた社員を壊しまくっている」費用対効果のとてつもなく悪い社員がいないか見てみてください。

この人をどうにかするだけで、社員の士気がグンとあがることだって大いにあります。経営者への信頼感も同時に上がります。経営者がクラッシャーだとしたら、それは自省するしかありませんが、返ってくる成果も全然違うはずです。