茨城県の工務店ホームページを見ていた時、ある会社がとてもおもしろい方法で老舗アピールされていたのでご紹介します。
創業70年近い歴史を持つ工務店です。
ホームページ的には2010年前後のやや古い感じの作り。
現在のような幅広なハイビジョンやフルハイビジョンのモニターが主流になる前なので、
幅が狭く固定
全体はセンタリング
左側にメニューバー
という具合。
当時はランディングページという概念が薄く、ホームページはトップページからアクセスされることを前提としていましたから、
トップに大きめの画像を持ってくる
というデザインが多かったです。
ただし、これを書いている2017年5月現在は、全国の工務店の半数以上がいまもこのスタイルのホームページを利用されていることが当社の調べで分かっています。
そのトップ画像に何やら数字が書かれているのです。
目立つので思わず目が行きます。
そこには、
創業から今日までの日数
が書かれていました。
何らかのプログラムを仕組んで自動的に毎日カウントアップされているようです。
ところで、70年って何日くらいになるかパッと思いつきますか?(笑)
私には分かりませんでした。
なんと、約2万5千日です。
・・・それでもピンときませんが。
でも、思わず「え?二万日って、1年が365日だから・・・」と考えてしまい、とても印象に残りました。
家づくりは比較的若い世代が対象ですから、古臭くならないよう進化し続けている感じをしっかりと出していく必要はありますが、会社の歴史を誇るのは有効だと思います。
ただ、社歴を誇る時は単純に、
創業明治○○年
と書いてしまうと、実は70年よりずっと長いのに、あまり印象に残りませんよね。
創業90年
と書かれてあっても、よくある話なので「ふ~ん」と思ってしまう。
おそらくこの工務店でもそんなふうに考え、結果「日数」という新しい表現方法を思いついたのでしょう。参考になりました。
みなさんも、自社の特徴を他社のやっていない方法で表現する方法を考えてみると良いと思います。同業他社の真似は気が引けますが、異業種の会社がやっていることはどんどん参考にして、改良してしまえば良いと思います。